今回は中国にある、THE地方空港の安慶空港について少し紹介したいと思います。
本当は記事にするつもりはなかったので、写真はあまり撮っていません。なぜ記事にする気になったかというと、この空港は全く外国人に慣れていない空港だったのです。
ネットで検索して安慶空港の情報はなかなかでてきません。
そこで、今回は私が辿った足取りとともに、空港の中の様子と私が困った点についてお話したいと思います。
チケットカウンター
ここは特に問題ありません。パスポートを渡せばちゃんとチケットが発行されます。
手荷物検査場で問題発生
ここで問題が発生しました。
チケットの番号とパスポートの番号が違う!という主張だったと思います。だったと思うと書いたのは、中国語で言われたから何となくしかわからないのです。
どうやら中国人の方はチケットNo.にIDカードの番号が記載されるようです。チケットNo.は航空会社が決めるものですので、本来パスポート番号とは関係ないのですが、極端に外国人が少ないこの空港ではセキュリティの人がそれを知らなかったんですね。
今回はたまたまいた外国人旅行客とちょっと協力して、なんとか乗り切れました。あぶなかった。
【要注意】モバイルバッテリー
実は中国国内の機内持ち込みできるモバイルバッテリー(リチウムイオン)の容量は、世界標準と異なります。
ざくっとした認識だと、
国際線(航空会社によって違う可能性もあります) | 160Wh以下 |
中国国内線(安慶空港の表示もこれです) | 100Wh以下 |
となっています。
おそらく昨今の電池の破裂事故の影響で、中国国内で規制が厳しくなったものと思われます。実際、バッテリー容量以外のマーキングも確認も細かくしていました。おそらくCEマークの有無だと思います。しっかりとした製品には必ずついているマークですので、日本で買ったものは問題ないでしょう。
https://www.ce-tij.jp/fundamental/
CEマークは、製品をEU加盟国へ輸出する際に、安全基準条件(使用者・消費者の健康と安全および共通利益の確保を守るための条件)を満たすことを証明するマークです。CEマークを貼付するためには、認証権限の与えられた公認機関(ノーティファイドボディ)に指令の要求事項に適合しているかの判定を依頼するのが有効です。
ちなみに、WhからmAhへの変換は [mAh] x [電圧] x 0.001 = Whでとなります。
私のモバイルバッテリーは20000mAhという容量です。これはぎりぎりセーフだったみたいですが、計算方法によっては微妙なところです。
出リチウムイオン電池の電圧は3.7Vなので、
20000mAh x 3.7V x 0.001 = 74Wh で余裕なのですが、
USB電圧の5Vで計算すると
20000mAh x 5 V x 0.001 = 100Wh となってしまうのです。
一応、「100Wh以下」となっているのでOKなのですが、最近のバッテリーは20100mAhというものもある様なので、要注意です。
待合ロビーでの注意点
ここも中々鬼門です。搭乗口は二つ。行先と便名が羅列されたディスプレイがあるだけで、時間や次の便が全く分からないのです。しかもこの空港は乗継便も多く、色々な情報が放送で流れています。便名の放送には要注意です。
どうしてもわからなかったらグランドスタッフの方にしつこくチケットを見せれば何とかなると思います。
ちなみにどこの会社かわかりませんがVIPラウンジもあります。
空港には余裕をもって到着しておこう
結構苦労して飛行機に乗った思い出深い空港です。ほかに外国人がいなかったら途方に暮れていたかもしれません。初めての空港の場合はどんなトラブルが起きるかわかりません。
今回は中国の国内線でしたが、その場合でも1時間前には到着したほうが良いと思います。
逆にこういうところでの出会いは貴重だなと思いました。
では、よい旅を。