Trip

【海外出張】中国でネットするならSimフリー携帯!ネット環境に関するお役立ち情報(WiFi, SIMカード,閲覧規制)

仕事柄、中国に行くことがよくあります。インターネット環境について、初めて行かれる方にとっては中々苦労されると思います。

今回はいろいろ試行錯誤してきたインターネット環境と対策について紹介したいと思います。

中国のネット規制

中国はなかなか厳しい閲覧規制が政府によって引かれています。

どんなものかといえば、

  • Googleが見れない
  • Gmailもgoogle Mapも使えない
  • YAHOOだって使えたり、使えなかったり
  • LINEやFacebook等のSNS系も使えない

それも基準が曖昧で、見れるときと見れない時があるような、なんとも気まぐれなものです。

でも、仕事で中国へ行ってインターネットが使えないって困りますよね。もちろんプライベートでも使えたほうが良いですよね。

どうやって規制を回避したらよいのか、紹介していきます。

ちなみに香港や台湾では、閲覧規制はありません。

ホテルの無料WiFiはどう?

中国のホテルは大抵無料WiFiがついています。とは言えたまに有料の場合もあります。

これまでいろいろなホテルに宿泊してきましたが、WiFiがまともに使えたケースは50%程でしょうか。

中国ホテルの無料Wi-Fiのデメリット

  • 電波が弱すぎる
  • 電波は強いが、通信速度が遅すぎる
  • ログイン画面がうまく機能してない
  • 現地電話番号を求められる(フロントで電話を持っていないことを伝えればパスワードを貰えるが、英語を喋れないケースがある)
  • Google、Line等は使えない

 

といった感じで中々いつもと同じようにとは行きません。一応、Biglobeや楽天Infoseek等のポータルサイトを利用すれば検索はできるようになります。

このような規制はVPNを使う事で規制を回避できます。

VPNを使うとは

VPNとはVirtual Private Networkの略です。技術的な話は置いておいて、普通のインターネットの上に中国政府に見つからない通信を使えるようになる仕組みです。大抵のスマホ、パソコンにはその機能を備えていると思います。

では、どのように使うのかと言えば、お金を払って専用のネットワークを使わせてもらいます。そうすれば中国の規制から逃れられますので、GoogleやLINE等も使えるようになります。別途通信回線(ホテルのWiFi等)が必要です。規制と抜け道のいたちごっこになっているため、いろいろな業者が乱立しています。詳しくては「中国 VPN」で検索してみてください。

ちなみに中国に住まれている方でLINEなど使用している方は、このVPNを利用しています。私の会社も専用のVPN回線を持っていて、社内のメールなどに利用しているので実はインターネットができる環境はあります。でも、会社の回線でLINE等をするわけにはいかないので、結局プリペイドSIM等で対処しています。

 

でもみなさんはホテルだけではなく、街中でもインターネットが使いたいですよね?

次は外で使う方法をお伝えします。

プリペイドSIM カードを購入

SIMフリースマホを持っている方はリペイドSIMカードを購入すれば気軽に中国でもインターネットを使えるようになります。※キャリア携帯をお使いの方はSIMロックの解除が必要です。

リペイドSIMカードとは

使い切りタイプ(前払い)のSIMカードのことで、「通信できるデータ容量」(容量型)もしくは「通信ができる期間」(期間型)が定められていて、購入したパケット容量分だけ通信することができるカードのこと。

そこでおすすめなのが香港のプリペイドSIMです。なぜ香港なのか言うと、香港はインターネット規制がかかっておらず、香港経由での通信は規制されないのです。このSIMカードを使ってスマホでテザリングをすればスマホをポケットWiFiとして使えますので、ノートパソコンなどでもインターネットができるようになります。

ちなみに日本の回線(海外ローミングと呼ばれるサービス)を使えば規制なしでインターネットはできますが、ご存知の通り高額請求になる可能性があります。最近は定額サービスも充実してきていますので、今後はそちらも有効かもしれません。

香港 China unicomのプリペイドSIM 2GB分 
SIMカードを抜くピンもついてきました。

香港のSIMカードの入手方法は、Amazonや楽天市場から可能で、すぐに届きます。もちろん領収書ももらえますので(楽天はShopによる)仕事で使う際にも安心です。

私が使用したときは、1400円で2GB分の通信が7日間有効でした。一応香港の電話番号もついてきますが、中国本土で使うと国際通話になってしまうので、データ通信専用SIMとして割り切ったほうがよいでしょう。

後述するレンタルポケットWiFiよりかなり安いと思います。

7日以上使うとか、2GB以上使う場合は複数枚SIMカードを買っていくことをお勧めします。一応クレジットカードで容量の追加購入ができるのですが、香港ドルでの清算になってしまうので、会社への説明の手間を考えるとお勧めはしません。

ちなみに、中国本土でもプリペイドSIMは売っていますが、こちらは規制対象なのでそのままではGoogleやLINEは使えません。ご注意下さい。

日本でポケットWiFiを借りる

最近はスマホが普及したおかげでWiFiさえあればインターネットができることを多くの人が知っています。そんな中で出てきたのがポケットWiFiです。

簡単に言えばWifiの電波を出してくれる機械です。こちらはdocomoとかauとか気にせず、いつものWiFiを使う感じでインターネットが使えるようになります。

海外向けのレンタル業者だと

  • イモトのWiFi
  • Global WiFi
  • Wi-Ho

あたりが有名です。どの業者も同じようなサービスを展開していますので、割引やオプションサービスの違いなどで選べばよいと思います。

注意が必要なのが、中国国内の通信がオプションになっているケースがあります(前述のVPNがオプションで追加できるなど)。それから紛失時の保険などもあります。全部つけてしまうと結構割高になる場合もあるので、よく確認してください。

VISAブランドがついているゴールドカードだとWi-Hoの割引があったこともあります。そのあたりも要チェックですね。

最後に

中国本土でのインターネットの利用方法について簡単に触れてきましたが、やはり一番のお勧めはSIMフリースマホ+プリペイドSIMです。値段が安いこともあるのですが、荷物が減るというメリットがでかいです。

例えば周辺に食事に行く際も、スマホ、ポケットWifi、財布、パスポートとなると結構な嵩張ります。また、スマホ、ポケットWiFi、ノートPCなどの充電がそれぞれ必要というのも意外と煩わしいと思います。

では、中国へのご出張、ご旅行をお楽しみください。